2016年01月12日
私だけなのか、皆さんもそうなのか、年々正月ムードが少なくなっているような気がします。
患者さんと話していても皆さん共感されておられるので、きっと一般的にそうなのでしょうね。
今は元日からお店もやっていますし、仕事も仕事始めからエンジン全開ですし、味わう暇もないのでしょう。
私たち世代はまだ、子ども頃に正月気分を味わったり、おせちを食べたり、あったような気がしますが、これからの子供たちは当たり前のように年始からお店がやっていて、仕事もしてたり、古き良きものが失われている気がします。
そこまで便利じゃなくても良いような…
という事で、三が日があっという間に終わってしまったので、昨日やっと初詣で笠間稲荷神社に行って参りました。
そこで、こんな話を思い出しました。「請求書の祈りと領収書の祈り」
要約すると、神社やお寺に参って「ああして下さい。こうして下さい。」とお願いするのは、神仏に請求書を送りつけるようなもの。そうやって自分の幸福だけを祈っていると、知らず知らずのうちに利己主義者になってしまいます。それに対して、今のこの状態を「ありがとうございます。」と感謝するのが領収書の祈りになります。
という事で、昨年の初詣で「自分のお店が持てますように」と請求書を出してしまったので、今年は「おかげ様で自分のお店を持つことが出来ました。ありがとうございます。」と領収書を置いて来ました。