2021年09月30日
ある患者さんから食パンを頂きました。
この患者さんは私と同世代の方で、2年程前から個人事業主としてパン屋さんを始められました。
この年齢で新しい事を始める大変さ、体力的な大変さ、身体を診させて頂く中で感じさせておりましたが、色々な諸事情により店を辞める事を聞かされました。
同じ個人事業主として自ら店を閉じる辛さはお察しすることしかできませんが、新しい仕事でまた成功される事を願っております。
そんな患者さんが最後に焼いたパンを持ってきていただき
「最後のパンです…」
この言葉が心に響きました。そして言葉では表せないくらい嬉しい気持ちにさせて頂きました。
食パン一つで人の心を幸せにすることが出来る素晴らしいお仕事です。
私も鍼一本で人を幸せに出来ているのか思い悩むこともありますが、微力ながらでもお役に立てていたのかなと思わせて頂きました。
ありがとうございました。
このパンがめっちゃ美味しかったことは言うまでもありませんね。